今回は「akiko的月理論」に触れながら解説。頭と心の奥の矛盾に氣づくこと→本当の自分が描くことを実現する方法③

同シリーズ①の記事はこちら

同シリーズ②の記事はこちら

前回の記事で

「自分がこうしたい」と思うことは

単に表面的な「こうしたい」だけの

単一的で薄い一側面だけのものではなく、

ほとんどの場合、裏側にそれをブロックするものがある

(というか今まで行動を先延ばししてきた要因の

別の感情が潜んでいる)

という内容をお話ししましたね😃

そして今回の内容は前回の内容にも実は関連、

繋がっていることではあるのですが、

自分の「こうしたい」=want to〜

本当の自分自身の価値観で生まれたものでないと

自分の心が(魂と言っても良いかもしれませんが)

満足できる実現の形にはならない、

ということに触れていきたいと思います。

私たちは誰しも生まれてから子供時代は特にですが

周りの人たち、環境によって

色々な概念、価値観の刷り込みがされています。

代表的なのは「親」とか「学校」ですね。

この、幼少期から周りの人たちや

環境によって影響を受けたあれこれは、

厳密に言えば自分本来の価値観とは別物です。

例えば、親が

「女の子は静かにおしとやかにしていないとダメ!」

と躾けてきた場合と

「女の子でも自由・活発に遊び、

男の子に負けないくらいリーダーシップをとって自己主張もすべき」

というような風潮で育った場合では

その女の子が理想とする価値観、「女の子像」に

当然ながら違いが出てくるわけです。

しかし、これは自分自身の本来の資質とか

魂が進みたい方向性を作る価値観とか

そう言うことではなくて。

単に自分の親や学校、周りの人間関係等から受け渡され、

半ば強制的に「こういうものなのだ」

と刷り込まれたものにすぎません。

だんだんと成長し、自我が幼少期よりも発達してきて

大学生くらいになると

かなりそれまでの自分の認識や

「これこれはこういうもの」と思い込んでいたものが

他の人は違うことなどにだいぶ氣付き始めますよね。

さらに社会人になると、

もっとそれまでの自分の世界が良い意味でも悪い意味でも壊れてきて

時には「自分には信じられない」というような

概念や常識、価値観を持つ人が多いことを認めざるを得なくなります。

そして更に年齢を重ね、経験を重ねるにつれて

子供時代の周りの環境から受けた自分の価値観とは

(特に一番は親からのものは影響力大)

別の考え方、自分の尺度、優先順位などに

もっと素直になりたいと思うようになる場合が多いと思います。

実はこれらは、西洋占星学でも説明がつきます。

西洋占星学では天体の年齢域というものがあり、

それぞれの天体が特に影響を受け持つ期間(年齢)

というものがあるので

その天体の年齢域が移り変わる成長の段階にも

上記に書いたような意識の変遷があります。

大まかに簡単に説明すると、

月(0歳〜7歳)や水星(8〜15歳)は

子供時代の意識に影響を深く与える天体です。

特に、月は7歳までの意識に強く影響しますから

この期間に刷り込まれた意識というのは

月が「母親」「実家」「家庭」「身近」なものを示す通り

自分本来の意識というよりも

他者の意識や概念の色がかなり強くついた

「自分以外のものから投影された」ものになります。

が、その後の人生への影響力は非常に強く、

特に潜在意識に根付くため

あたかも「自分自身の思い、概念、基準」と思い込みながら

成長していきます。

これを「自分の価値観なんだ!」と頑なに信じたまま

(洗脳されたままということもできますが)

年齢を重ね、自分以外の幼少期に受けた他者からの意識から

脱却できずに時を費やしていくパターン

非常に非常に多いように見受けられます。

その後、金星の年齢域(16歳〜25歳まで)

→太陽の年齢域(26歳〜35歳)と進むわけですが

幼少期の月の価値観による、

月のサングラスを通して考え、判断していた意識から

一番脱却できるチャンスが訪れるのが

私は太陽の年齢域だと思っています。

(ちょうど、社会人になって数年経ち

自分なりの経験が蓄積されてくる頃とも言えますね😀)

なぜならば、

月は太陽の光を吸収、投影して私たちの目に映るものですが

太陽は自らがエネルギーを発し輝く、

この太陽系で正真正銘の中心的且つ、核となる存在、

すなわち、これが本当の自分の意識の核(本質)であり

今世で自分がどのように生きていきたいのか?

そしてどのようなエンジンの稼働をして進むのかを
(生き様の在りようと言っても良いかもしれません)

大枠で示す天体意識だからです。

そして、太陽のエネルギーは

まさに「創造」のエネルギーです。

自ら熱を作り、光を作る。

私たちの人生を創造する意識。

一方で月のエネルギーは「作る」という能動性よりも

「受動」「反映」の受動的意識。

よって、能動的な「創造」とは異なるのです。

本当は私は厳密に言えば

太陽と月の意識は

「能動」と「受動」の関係性なので1セットと言えると思います。

なので、どちらかだけで成り立つ、というものではありません。

しかし、重要なことは順番だと思います。

どちらが表を向いているか?

が大事なのです。

そしてどちらが発端になっているか?

ここはとても重要な部分ですよ。

なので、私が考える月理論というのは

有名な先生が数年前に話されている「月理論」とは少し異なります。

発端の順番を間違えて作成したものは

表面的になんとなく良いように、一見思えても

うまくいきません。

つまり、ここまで書いてきたことをまとめると

本当の自分の人生のための創造性とは

太陽意識(他者からのスライドではない自我意識)

が発端になっていることが大事である、ということ。

例えば、親の価値観をそのまま大人になっても自分の意識だと思い込み、

親のいいなりになって物事を判断するとか

自分で考えたもの、感じたものではなく

親や周りに認められるような選択を優先するとか、

それは「月」の意識がまず発端になっている

わかりやすい例です。

そういう意識で選んだものは

最初は良くても

後々、自分の中で不満分子になっていく。

そして「何か違う・・・」とか、

「こういうのを望んでいたのではない」という結果になるのですね。

自分の本当の自我に基づいているものではないので

心から「ぴったり」だと思えないのです。

結果、頑張ったけど何かが違う。何かが合っていない。

そして困ったことに、

受動的にスライドしている意識は

幼少期から潜在意識に定着していますから

見えにくい心の奥の奥で強い影響力を持ちます。

一度見破ってしまえば影響力は弱まりますが、

見えない限りは強い影響力を持つ。

月の光は太陽の光を受けて輝きを放っているのです。

月自体が発光しているわけではありません。

受動の役割のものに

そもそもの発端の役割を担わせようとしても

それは無理なのです。

月意識がベースとなって、

それを基に上へ積み上げていく人生、創造は

「虚構」と言っても良いかもしれません。

発端は自分が不器用ながらでも良いので

自分自身の内側から自然に湧いてくる意志、価値観であること。

外からではなく、自分の中心から現れてくるので

あまりにもナチュラルすぎるけど

他の人に否定されたとしても自分は当たり前に持ち続ける何か。

自分の本当のアイデンティティ。

自分の世界を何で彩りたいのか?

どうやって今世を進みたいのか?という意志と価値観。

子供の頃に与えられた他者色のサングラスで

自分の人生を判断するのではなく

自分の魂(心)の色合いを中心に、

そこから自分の世界を広げることができるかどうか?

マインド整理というのは

単に心の中をジャーナリングで

ノートに書き出せばOKというものではありません。

重要なポイントがいくつかあります。

そして、自分が整理したものを

どのように再配置していくのか?

が鍵(要)になることです。

例えば、今回の記事で書いたようなことを理解して

自分の内側を見ていくことと

単純に思ったこと、考えたこと、振り返りなどを

ノートに書くだけとは

核心に触れて、把握できるかどうかの違いがあります。

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ということで、今日は西洋占星学の視点も入れ込みながら

お話ししてみました😃

「自分らしく生きる」ってなかなか深いかもしれないけど、

実は一番楽で自分にとって意識的にはナチュラルな方法ですよね。

going my wayには覚悟も必要だけど

それは誰かの目や意識を氣にして

自分の中の優先度、発端を間違えるから。

そこから抜ける覚悟が必要なだけであり、

自分の意識的には楽になるし

どんどんやりたいことや自分のアイディアで動くバイタリティも出てくる。

発端を間違えなければ

エネルギーの枯渇はしないので。

マインド整理はただ静かに内観だけではないのです。

その先の創造性を引き出すものです。

では、また☆

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